Macに標準搭載されている画面録画ツールのデフォルトの出力形式はMOVですが、MP4と比べて互換性が低いという問題があります。そのため、多くのユーザーがMacでMP4形式の動画を録画する方法を探しています。この記事では、いくつかの提案をご紹介します。

Macパソコンで画面を録画することは簡単です。スクリーンショットツールバーやQuickTimeプレイヤーを使用すれば、作業を完成できます。ただし、MacでMP4形式の動画を録画することは簡単ではありません。スクリーンショットツールバーとQuickTimeプレイヤーは、録画した動画をMP4ファイル形式で保存できません。どちらも画面録画を.movファイルとして保存します。

転送や再生の利便性を重視し、MP4形式の動画が必要な場合は、以下の手順に従って実現できます。

MacでMP4を録画する方法

上記の通り、Macでは直接MP4動画を記録できません。しかし、まずMOV形式で録画し、その後MOVファイルをMP4形式に変換することが可能です。では、MacでMP4動画を2ステップで記録する方法を見ていきましょう。

ステップ1.MacでMOV動画を録画する

まず、Mac PCで撮影したい内容を通常通り録画し、デフォルトのMOV形式でエクスポートする必要があります。そのためには、2つの方法があります。

方法1.Macでスクリーンショットツールバーを使ってMOV動画を録画する

スクリーンショットツールバーを使用すると、フルスクリーンを録画、選択した領域を録画、または静止画をキャプチャできます。Shift + Command + 5キーを押してツールバーを起動します(左から右へ)。

  • アイコン1:画面全体をキャプチャします。
  • アイコン2:特定のウィンドウをキャプチャします。
  • アイコン3:画面の一部をキャプチャします。
  • アイコン4:画面全体を録画します。
  • アイコン5:画面の特定の範囲を録画します。
Macのスクリーンショットツールバー

次に、画面録画を開始します。

1.上記のアイコンの中から一つを選択します。マウスクリックやポインターの表示、タイマー遅延の設定も可能です。

2.録画ファイルの保存場所を選択します。

3.「録画」をクリックして画面録画を開始します。

4.メニューバーの「録画を停止」をクリックすると、録画プロセスを停止できます。

スクリーンショットツールバーは、macOS Mojave以降で利用可能です。

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方法2.MacでQuickTime Playerを使ってMOV動画を録画する

Macの内蔵カメラ、またはiPhone、iPad、iPod touchをQuickTime Playerと組み合わせて動画を録画することもできます。ここでは、Macの内蔵カメラを使った手順を例としてご紹介します。

1.QuickTime Playerを起動します。

2.メニューバーから「ファイル」>「新規画面収録」を選択します。上記のスクリーンショットツールバーが表示された場合は、上記のガイドに従ってください。画面録画ウィンドウが表示された場合は、このプロセスを続けてください。

3.録画の設定を変更したい場合は、「録画」アイコンの横の矢印をクリックしてください。

  • 音声や他の音を録画したい場合は、「内蔵マイク」にチェックを入れます。録画中に音声をモニターするには、音量スライダーを調整してください。
  • 録画中にマウスのクリックを表示するには、「収録中にマウスのクリックを表示」を選択します。クリックすると、マウスポインターの周りに黒い円が表示されます。
QuickTime Player画面収録設定

4.「録画」アイコンをクリックして記録を開始します。その後、画面の任意の場所をクリックして全画面の録画を開始するか、ドラッグして特定の領域を選択し、その領域内で「記録開始」をクリックして録画を開始します。

5.メニューバーの「停止」アイコンをクリックするか、「Command + Control + Esc」キーを押して録画を停止します。

最後に、保存先で録画したファイルを確認します。ファイル名は「スクリーンレコーディング」となっており、作成された日付と時刻が付加されています。

ステップ2.MOV形式の画面録画をMP4形式に変換する

MacでMOV形式の動画を録画した後、次はMP4ファイルに変換します。この作業はiMovieを使用して行います。

1.iMovieを探して開きます。

2.「ファイル」をクリックし、「インポート」を選択して対象のMOV録画ファイルをアップロードします。 

3.アップロードした動画をクリックしてビューアーに表示させます。

4.右上にある「共有」ボタンをクリックし、「ファイルを書き出す」を選択します。 

5.出力動画の解像度、品質、ファイル名、圧縮設定を選択し、「次へ」をクリックします。 

6.変換した動画の保存先を選択し、「保存」をクリックします。 

これにより、MP4形式の動画が作成されます。

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さらに、Handbrake(アプリ)、Permute(アプリ)、Cloud Convert(オンラインサービス)、Animaker(オンラインサービス)など、Macに対応したサードパーティ製のMOVからMP4への変換ツールを活用することもできます。

Windowsパソコンをお持ちの場合は、録画したMOVファイルをそのパソコンに保存し、プロフェッショナルで信頼性の高い動画・音声変換ソフト「MiniTool Video Converter」を使用して、MOV動画をMP4に無料で変換することをおすすめします。

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MOVファイルを編集したい場合は、MiniTool MovieMakerを利用できます。このツールでは、録画の分割やトリミング、再生速度の調整(早送りやスローモーション)、ファイルのアスペクト比の変更など、さまざまな編集機能を使うことができます。

Mac用のMP4画面録画ソフト

MacでMP4を録画する方法は?上記の手順が複雑で時間がかかると感じる場合は、Macにインストールできるサードパーティ製の画面録画ソフトを使うことで、直接MP4形式で動画を保存できます。例えば、Wondershare DemoCreator、Movavi Screen Recorder、EaseUS RecExpertsなどがあります。

結論

MacでMP4形式の録画ファイルを入手するのは難しくありません。方法は大きく2つあります。1つ目は、まずMOV形式で録画した後に、変換ツールを使ってMP4形式に変換する方法です。2つ目は、MP4形式で直接録画できる画面録画ソフトを利用する方法です。

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